備忘録

インターネット老人会のよしなしごとを…

老親介護の問題・スーザンさんと清水さんに思う。

老人介護 じいさん・ばあさんの愛しかた (新潮文庫)

老人介護 じいさん・ばあさんの愛しかた (新潮文庫)

色々この歌も聞き比べたけれど、スーザンさん版が情感たっぷりで好きです。
Cry Me a River 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
そういえば「Cry Me a River」も泣き節の系譜に繋がる曲だったんですねぇ。


母親の介護という問題が共通していた、2人の女性のことが頭から離れません。
自分の福岡県の家には認知症の伯母と病気がちの両親がいます。


まずは、日本の歌手だった方の訃報です。
女優・清水由貴子さん自殺か 欽ちゃんファミリー

21日午後1時半ごろ、静岡県小山町冨士霊園で、女性が死亡しているのを職員が見つけ、119番した。
県警などの調べでは、亡くなっていたのは、女優や歌手として活動していた清水由貴子さん(49)。
霊園に清水さんの父親の墓があるといい、同日午後、清水さんの家族から霊園に「20日に墓参りに行ったまま、連絡が取れない」と電話があり、職員が捜していた。

県警などによると、ポリ袋内で硫化水素を発生させ、自殺を図ったとみられる。
近くに「消防に通報してください。ご迷惑をおかけします」などと書かれたメモがあったという。
そばに母親とみられる80代の女性が意識不明の状態で車いすに座っていた。病院に運ばれたが命に別条はないという。

清水さんの場合、介護疲れだけでなく年齢的にも更年期のことなどもあっただろうかと推測したり。
この国の場合、制度が不十分な所もあるし、実際に介護に当たっている家族(主に女性)が、
本人の責任感もあって1人で全て抱え込んでしまうことも多いからなぁ・・・
かつてのウチの母親がそうだったしで。


で、イギリスはスコットランドスーザン・ボイルさんです。1999年に学校で販売したチャリティーCDの曲「Cry Me a River」ですが、
昨日のエントリに貼ったのですが、例の「I Dreamed A Dream」よりも「Cry Me a River」の方が、
声質や歌唱力が生かされているような気がします。
スーザンさんはずっと結婚をしないまま、お母さんの介護をしているうちに歳を取ってしまったといいます。
これまでの人生では男性にキスをされたことすらないとのことです。今の家族は猫のペブルス


自分にもスーザンさんのような立場の友人が幾人かいます。
1人は50代で難病にかかった母親の介護のために、ずっと独身を通してきて、結局彼女が母親の最後も看取ったのでした。
彼女は家業を守って今も独り身でいます。
それにしても清水さんはなぜ死ななければならなかったのだろう。
彼女にも生涯独身を通した、という情報がありましたが・・・


そういえば、この間のこと、同じ学校に通った同級生のいとこ(女性)と実家で話していて、
ある同級生の衝撃的な消息を聞いたのでした。
彼女はごく普通の結婚をして家庭を持ったはずなのに、何と妊娠中に自殺してしまったというのです。
お腹の子供まで道連れにして、なぜ彼女は死ななければならなかったのか。「オメデタ」はおめでたいことのはずなのに。
この世の中には妊娠を望んでいても叶えられない女性も多いのですから・・・
そして、学生時代の優しくしっかりものだった彼女と「自殺」という言葉がどうしても結びつきません。
そんなこんなで女の人生って、結婚しないから不幸だとか、子供がいないから不幸だなんて、
単純に決めつけたり割り切ったりできるものではないはずなんですよね。


人生の中で、人は死ぬほど辛い経験をしたり、挫折したり、絶望したりすることがあるかも知れない。
こんな人生なんて捨ててしまいたいと思い詰めた先で、どうにかこうにか乗り越えて得るものがあるとすれば、
それは他者に対する深いシンパシー(Sympathy)から生まれる癒しの力みたいなものなんぢやまいかと思うのです。
実際、人の心の痛みなんて、同じような体験をしないと共感できない種類のものもあるのだろうし・・・
なので、いろいろな悩みや苦しみを乗り越えてこそ、本当に人を癒す力も生まれてくるのだろうと。
もともと歌唱力のある人が、人生の苦しみの末に癒しの力まで表現力として獲得したとすれば、
もう歌手としては天下無敵という感じになりそうです。それはもう単なる歌唱のテクニックとは全く別次元の話のような。
ただ歌が巧いだけの人なら、世間には数多くいるわけですから。


だからこそ、清水さんは死んではならなかったのだと。
でも「自分はもう歌うことは止めてしまったから・・・」と天国から彼女に言われたりすると辛いですが(泣)
それから・・・あのスーザンさん、とても芯の強い人なんぢゃまいかと思ったものです。
そうでなければ、ずっとボランティアを続けたりはできなかったのではないでしょうか。


追記・清水由貴子さんの「ピチピチユッコのピチピチマリーナ♪」のマーガリンのCM動画、
どこかにないかと探索中です。子供の頃にTVで流れていたはずなのですが。