備忘録

インターネット老人会のよしなしごとを…

「馬王堆帛書」の「五十二病方」とか「黄帝内経」とか「医心方」などの覚え書き。

「五十二病方」は、前漢時代の墳墓・馬王堆から出土した、ちうごく最古の医学書です。
黄帝内経」は原型が編纂されたのは「五十二病方」より少し新しいらしい。


ちうごくの古い医学書の中で、古代の日本に伝わった系統のものは「医心方」です。
僧侶や遣隋使とか遣唐使なんてな人たちが持って帰ったいろいろな医学書が原型らしい。
で、古代ちうごくの医学関連の本を平安時代にまとめて整理した、三十巻の中国医学全集という所でしょうか。
これにはアッチ系のネタもあったりしますね。第二十八巻の房内篇ってのがそうです。
ちなみに房内篇には、ちうごくでは原本が散逸、書名しか残っていない文献が引用されているのですが、
素女経」「素女方」「玉房秘訣(あの「漢文法基礎」ポルノ漢文に一部引用あり!)」
「玉房指要」「洞玄子」なんて本の内容を、日本の「医心方」に残っていたおかげで、
現代の我々が読むことができるというのもスゴイです。


これはうちにあるっけ。古本が安いのでショックだすw

医心方 (巻第28)

医心方 (巻第28)

この版と訳を比較したいような。
医心方〈第28巻〉房内編

医心方〈第28巻〉房内編

これは結構古いですね。
医心方房内 (1968年)

医心方房内 (1968年)

筑摩書房の「医心方」現代語訳シリーズは、すごい高値なので手が出ませんがorz
で、「医心方」周辺で色々なトラブルが起きていたのが何だかなぁで。
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20080428
http://d.hatena.ne.jp/maonima/20080429
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/08/post_94f6.html
半井家や多紀家の鶴の一声で解決するという展開があったなら面白かったかも知れないなと。
一応解決しているようですが。


大昔のこと、知り合いの鍼灸師さんが「馬王堆帛書」の「五十二病方」の影印本を持っていて、
暇な時に翻訳しようと思っていてお借りしていたことがありますた。
今はこんな訳書も出ています。訳したのは東大系の学者さんたちですね。

五十二病方 (馬王堆出土文献訳注叢書)

五十二病方 (馬王堆出土文献訳注叢書)

東洋史学や中国文学を専攻している人よりも、漢方医鍼灸師という仕事に携わっている人たち向けだろうと思います。
中国医学の古典「黄帝内経」のルーツ探しや補完が目的になるのかもですが。
ちなみに「未病」という言葉の出典は「黄帝内経」からですなぁ。
プチ不調を放置すると、それがホンマもんの病気につながる怖さというか。


ちなみに「房内」とは元々「ベッドルーム」の意味で、転じてAKB48手・・・
じゃなかった、アッチの技法の意味を持つようになったようです。「房中術」と意味は同じということで。
そういえば、女医が教える本当に気持ちのいいシリーズなんてのが、
書店で平積みになってたことがありましたが(*´∀`*)
現代における「素女経」みたいなもんかなと。

女医が教える 本当に気持ちのいいセックス

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女医が教える 本当に気持ちのいいセックス 上級編

女医が教える 本当に気持ちのいいセックス 上級編


ところで・・・
本来貞淑な人妻だった、ちうごく河間市の主婦Aさんこと「河間の婦」を狂わせた悪い奴ですが、
おそらくカトタカさん並みの超絶テクの持ち主だったであろうと推測。
まぁ、柳宗元さんも「河間婦伝」にはそんなに詳しいことまでは言及していませんがw
ただ、例の「素女経」「素女方」「玉房秘訣」「玉房指要」「洞玄子」あたりを真面目に読んだりしたら、
カトタカさんの境地に少しは近づけたりするんでしょうかねぇ。

中国の性愛術 (新潮選書)

中国の性愛術 (新潮選書)

愛の健康法―現代人のための素女経

愛の健康法―現代人のための素女経

そういえば、カトタカさんにも「究極奥義」「秘技伝授」なる著書があったようで。
表紙デザインが危険なので、検索で探して下さいです。