ケッティって駃騠(けってい)、んで匈奴語がルーツかと。
たまたま、ネットでゲリラをやっておられる有名blogで話が出てたもんで(笑)
雌のロバと雄の馬との雑種を「駃騠(けってい)」というんですが、
これってロバと馬のアカンとこ取りなもんで、ラバほど役に立たないのだそうな。
さて駃騠に関しては、かの『史記』の匈奴列伝に記述があったっす。
でもって、江上波夫先生の本・・・
- 作者: 江上波夫
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駃騠のネタが出てきます。
かの有名な「匈奴・フン同族論」なんて項目もあります。
山川出版社といえば、高校の教科書「詳説世界史」でお世話になりますた。
ちなみに今のモンゴル語では「フン」は「うんこ」ではなく「人間」という意味でございます。
ところで駃騠、今のモンゴルにはいるんだろうか。
旅行した時には出会わなかったんですがw
逆の組み合わせの「騾馬(ラバ)」に関しては、中国の宦官が葬られる時、
昔自分に付いていたアレも一緒でないと、来世で騾馬に生まれ変わると言われていたそうで。
まぁ、騾馬も駃騠も宦官同様生殖能力ナスだしで。