備忘録

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イマドキの田舎暮らしに思う。

ベニシアのハーブ便り ― 京都・大原の古民家暮らし Venetia's Ohara Herb Diary

ベニシアのハーブ便り ― 京都・大原の古民家暮らし Venetia's Ohara Herb Diary

田舎暮らしの本 2009年 01月号 [雑誌]

田舎暮らしの本 2009年 01月号 [雑誌]

これからは田舎暮らしだ、ということで若い人たちが農村に移住するのが流行っているようで、
そんな人たちの生活ぶりがよく「天○生活」あたりの暮らし系雑誌で紹介されたりしますが、
皆さん旦那さんと二人かプラス子供という家族構成で舅姑はいない、というパターンが殆どですよね。
大抵、自由に自分たちの好みの住居を建てたり、中古住宅をリフォームしたりして暮らしていたりします。


ところで、自分が北九州の1番田舎といわれる地域で学生やっていた頃など、
近所の農家の嫁という立場の人が、ウチの母親に愚痴を聞いてもらったりしていたっけ。
で、自分の娘はしっかりサラリーマンとか公務員に嫁がせていたりしたものです。
ところが同じ農家の奥さんが「ウチの息子に嫁が来なくて」なんて嘆いていたりするから面白い。


思うに昔の農家の嫁は、生活や人間関係の自由度が低かったから敬遠されたのだと。
最近になって核家族で移住してきた人たちは、そんな柵が無いからのびのび生活している感じがします。
反面、姑と同居の人たちは、その日の献立すら自分で勝手に決めることができなかったりしたことも多かったようで・・・


昔、ある園芸ネタのblogで見つけて、結構ショックだったエントリ。
それは、農家の嫁として長年我慢してきたらしい園芸好きのブログ主さんが、
姑の存命中は自分で自由に庭づくりすることなどとてもできなかったらしく、
やっと自分の代に主婦の座が巡ってきたとたんに、姑の植えた庭木を切り倒し、
好きなバラを植えまくって洋風のガーデンに変えてしまった・・・という話でした。
何というか、女の怨念怖いよぅママン、な感じがしたものです。


さて、あの北九州の田舎はといえば、後から移住した新住民の数の方が、元々住んでいた農家の人たちを上回り、
まるで植民地のようなことになっていると、郷里の友人から聞いたっけ。


上のリンクのベニシアさんの本は、今でも静かに売れているようです。