備忘録

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イノベって「長谷雄草紙」の美女みたいで。

消滅と再生の遊戯 -長谷雄草子の映像と時間-

消滅と再生の遊戯 -長谷雄草子の映像と時間-

中世の日本に、既に人造生命体ネタの物語があったなんてびっくら、というお話とか。
とりあえずウィキペディアです。
長谷雄草紙

長谷雄草紙(はせおぞうし)は、日本の絵巻物である。南北朝頃の作か。

概要
詞絵とも5段。 紀長谷雄朱雀門で鬼と「双六」をして、勝ちをおさめ、美女を手に入れるが、
100日間は彼女と性交をしないという鬼との約束を破り、80日ほどで性交し、すると美女は水となって流失する。
美女は鬼が死者の美しい肉体を集めて作った人造人間で、100日経てば魂が定まって本物の人間となるはずであったという。

どっかで出ていた話らしいのですが、イノベイターは死体から作られるというネタがあるそうな。
地球にやさしい死体のリサイクルですか。はぁ〜


ひょっとして、例の「長谷雄草紙」がストーリー作成のヒントになったなんてことはないのか、などと想像したり。
ある程度成長した姿で生み出される所なんて、鬼さん製造の人造人間とイノベは似ているような気がします。
で、自分も鬼と双六して勝てば、イケメン男子が貰えたりするのだろうか、って期待してしまいます(笑)


ちなみに日本の伝統では、異類婚姻譚は最後に破綻するというパターンが多いのですが、
鬼の作った人造人間も、ギシアンの後に水になってアボンヌしていますなぁ。
ライアニュも伝統に則ってそうなりそうな悪寒が。
ただ、ヨーロッパでのよくあるパターンではどうよ?と気になる点も。