イスラム圏の靴下編みが気になる。
随分昔(って学生時代)に小遣いを貯めて買った本です。当時はいわゆるシルクロードブームだったはず。
![シルクロードの手芸―砂漠の華 (1981年) シルクロードの手芸―砂漠の華 (1981年)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61SzH9ee7jL._SL160_.jpg)
- 作者: 文化出版局
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 1981/06
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で、最近見直してみたのがこのトルコの編み物のページ。
「イーネオヤ」がトルコの編み物の中ではハヤリモノのようですが、靴下ってどうなんでしょう。
日本人の愛好家の方が編んで再現していたっけ。
面白いことに向こうでは男性の職人さんが靴下を編むことが多いらしい。
一応消耗品なので、残念ながらなかなか残りにくいものであるそうな。
ところで靱公園のカンテで売られていたローゲージのインド製手編みの靴下も、
尖ったかかとの形が同じだったのですね。
シルクロード繋がりで何かありそうな感じがしています。
ちょっと前に、昔のエジプトの靴下を再現していたサイトを見たのですが、
棒針編みの技術自体がイスラム圏から十字軍やヴァイキングによって運ばれた説なんてのもあって、
knitting loomと系統が違う技術がヨーロッパで併用されていたことが面白いという、
文化史や民族学的な興味というものもあります。