栄養失調と血管ボロボロの関係。

小悪魔 ageha (アゲハ) 2009年 07月号 [雑誌]

昭和1ケタ世代の人たちは、戦争のために成長期に蛋白質が不足してしまい、
体中の血管が脆くて、血圧が上がると脳出血などに見舞われやすい、という話が出たことがありました。
この平成にも、昭和1ケタ並みの栄養失調の人が増えているそうで・・・
もっとも、それは無茶苦茶なダイエットが原因だったりするようですが。

最近、21歳の若さで「小悪魔ageha」のモデルだった「純恋さん」が亡くなって話題になっています。
エフェドラ系のダイエットサプリを摂取していたのでは、だとか、
もっとアブナイものにも手を出していたのでは、だとか、
ネットでも憶測が飛び交っているようです。

自分は、彼女が激やせをしていたことと、塩分の摂取量が多い東北地方(岩手県)の出身であったことが引っ掛かっています。
戦後の日本で脳卒中が減っていった時期は、食事の蛋白質が増えていった時期と一致しているそうな。
無理なダイエットで蛋白質が摂れなくなり、体を作る材料が入ってこなくなったとしたら、
筋肉は落ちるし、血管も脆くなってしまうはずです。
そこへ、東北の人々のような塩分多めの食生活で血管に負担がかかったとしたら、
脳の血管が破れることもありえそうでコワイです。

痩せすぎのリスクで思い出すのは、往年のモデル「山口小夜子さん」のこと。
彼女は風邪が元で50代で亡くなったのですが、あの細過ぎる体は、感染症に対して無力だったのではないか？と思ったものでした。
思い起こせば、美白の女王「鈴木その子さん」も同じような亡くなり方をされていますよね。

本屋で「小悪魔ageha」に載っているダイエットの広告を立ち読みしてみましたが、
40kg台どころか、30kg台に痩せた「成功者」の写真に唖然。
身長が150cm以上なのに、30kg台なんて絶対ヤヴァ杉です。イノベイドもびっくりとしか言いようがなくてw

筋肉が無くなって、生理が止まって、血管ボロボロになって、最期は病死、
なんてことになったら洒落になりません。

追記・食事に関して、リノール酸の摂りすぎもあったとすれば、より血管がヤヴァい状況だったことでしょう。