備忘録

インターネット老人会のよしなしごとを…

国産Knifty KnitterがAmazonにあったとは。その名も「てあみ君」!

ペグの数が大で13本と少ないものの、立派にloomしていますよこれ♪

ぱっと見のゲージは普通の「アンデミルミル」の方と同じくらいかと。
超極太毛糸が適合する感じでしょうか。
グーグル先生に聞いてみると、大人の方々が結構はまっているのが面白かったです。
調べてみると、学童保育の現場で静かに広まっているようですが、
ペグの数をふやせば、作業療法における「スプールウィービング(spool weaving)」の代替用としても使える製品だと思われます。


そういえば、作業療法士さんの検索でしょうか「スプールウィービング」での漂着が増えていますね。
動詞「weave」には蜘蛛が巣を張る、機を織る、かごなどを編むなんて用例があるので、訳は「糸巻き織り」かw
この場合、weavingはknitingとほぼ同じ意味になるということかと。


Spool loom creations take center stage. - Free Online Library

Spool knitting (sometimes called spool weaving) is an old-fashioned craft that is fun and intriguing while offering a quick and easy way to make finger puppets.
The looms may be large or small, resulting in tubes of different diameters that have a knitted texture and appearance.
The materials needed are readily available. The yarn selected should be the stretchy kind that is used for knitting and crocheting.

To make a large loom for the puppet's body, cut a piece of 3/4-inch-thick wood, 3 1/2-inches square.
Then drill a 1-inch hole through the center. With a pencil, mark a 2-inch concentric circle around the hole.
Then hammer 12 one-inch-long finishing nails evenly spaced around the 2-inch circle, about 1/2-inch apart,
leaving about 1/2-inch of the nail extending above the wood.

スプールニッティングの呼び名の方が、スプールウィービングよりポピュラーであり、
日本における狭義の「リリヤン」も含んでいるということが、上の解説から伺えます。
もう用語の日本語訳は「スプール編み」で統一して、和製英語のリリヤン・リリアンからは一旦離れるべきだと思うよw
当然、大きな輪も小さな輪も用具問わずということで。
で、spool weavingの画像検索では、糸が巻かれた糸巻きとか紡績工場ばかりヒットしてワラタ・・・


さて最近になって、スプールニッティングの別名「French knitting」から造語された新しい和製英語
「フレンチリリアン」の名を冠した手芸が某国営放送の番組で紹介されていましたっけ。
クロバーさんがプッシュしているようです。

すてきにハンドメイド 2010年 11月号 [雑誌]

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リリアン編みのビーズアクセサリー (レディブティックシリーズ no. 3120)

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硬いワイヤー対応の用具。同じクロバーさんの「ワンダーリリアン」よりペグに強度を持たせているようです。
クロバー フレンチリリアン 74-205

クロバー フレンチリリアン 74-205

もともと「スプールニットジュエリー(spool knit jewelry)」と呼ばれていたものの日本版ですね。
海外では「Wyr Knittr」という、ハンドル式でワイヤーをi-cordにする専用の用具も売られています。


楽天ではドイツ製のこれがありました。もともとシュタイナー教育の学校で使われている教材らしい。
[rakuten:hoshi-toy:10000120:detail]
マフラーが編める幅で、結構ハイゲージな感じがします。
ドイツはKnitting spoolの本場らしいのと、メキシコのものと使い方が同じなので、
ドイツ→スペイン→メキシコ、とハプスブルグ家繋がりの何かがあるのではと思ったりします。