備忘録

インターネット老人会のよしなしごとを…

節分にミナミの繁華街で見た、肩脱ぎタトゥーの「花魁(上方では太夫)」着物ギャルの謎が氷解した。

花魁(上方では太夫)とは、江戸時代にからちょっと前までいた超高級娼婦の女性たち。
え゛、京都にはまだ4人もいらっしゃるとは。

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江戸初期に、能を演じた遊女が能楽の「太夫」をインスパイアしたのが起源らすい。
出雲の阿国の女歌舞伎は親戚筋という所か。
歌舞をする遊女ということで、もっと古い中世の「白拍子」と同じ匂いがしますね。
というか、大昔から芸能人の枕営業は当たり前だったという証左だったんぢゃないかw
たまたま売春に特化したのが遊女という感じかと。
のちに太夫の呼称は廃止されて、江戸の吉原では「花魁」に変わったものの、京都の島原遊郭では太夫の名称を使い続けたといいます。
島原といえば、2代目吉野太夫さんが有名だけど、大阪の新町にも太夫さんがいたそうな。今はカフェの街だけどね新町・・・

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さて、花魁になるためには、美貌に加えて、さらりと和歌を作れるくらいのパーフェクトな知性と教養も必要だったのですが、
最近DQNなギャル系女性の間で流行っている花魁風の着付けは下品なだけで、着物の良さもぶち壊していると思うのです。
博多・中洲のお店の着付けの例ですが、茶髪・ギャルメイクはデフォという感じなのかw
ttp://www.facestudio-m.com/oiran/
で、成人式に「花魁」はないわ−。


ところで、恵方巻を買いにミナミに出た時のこと、繁華街でイマドキの「花魁」ギャルが、タトゥーの入った左肩から背中を露出していたけど、
はっきり言って「眼福」の真逆だったですなぁ。吉野太夫さんにあやまれ!全力であやまれ!と思いますた。
某潜水艦さんの所で和風花魁ガールズバーの話題があったけど、あの子はミナミのそういう場所で働いていたのでしょう。
この寒空に肩脱ぎでの客引きは大変だと思いますがw


ギャル系ファッションを着物にも適用したら、たまたま花魁との親和性が高かったのかもですが。
[rakuten:facestudio:10000004:detail]
着物も髪飾りもよく売れているようです。ある意味、さくらん風コスプレだと言えなくもないか。