備忘録

インターネット老人会のよしなしごとを…

ハロ(halo)というか日暈(にちうん)出現で、始皇帝暗殺未遂再現か?

ハロかわいいよハロ。チョイ悪顔の「紫ハロ」が個人的に欲しいです。

ハロはハロでも「日暈」やら、平らな虹の「環水平(かんすいへい)アーク」が日本各地に出現して、
一部で騒ぎになっていたようです。
南は30日の午前中に鹿児島県内各地で、北は1日の昼頃に青森県でという具合。
しかも、「日暈」と同時に見られたというパターンが結構多かったようで。


さて、ちうごく史をかじっていたような人たちは、司馬遷の『史記』鄒陽列伝なんてのを想起したんぢゃまいか。
戦前の日本には、その故事に関わる「白虹事件」なる言論統制事件なんてのもありました。
日暈の別名は白虹なのですね。
ウィキペによれば、

「白虹日を貫けり」という一句は、荊軻が秦王(後の始皇帝)暗殺を企てた時の自然現象を記録したもので、
内乱が起こる兆候を指す故事成語であった(『史記』鄒陽列伝。日は始皇帝を、白虹は凶器を暗示)。
そのため、不穏当だと判断した大阪朝日新聞編集幹部はすぐさま新聞の刷り直しを命じた。
しかし、すでに多数の新聞が出回った後だった。
後に新聞紙法の「朝憲紊乱」に当たるとして、当局が大阪朝日新聞の発行禁止に持ち込もうとした。
当時、激しい批判にさらされていた寺内政権が弾圧の機会を窺っていたと指摘されている。

だそうな。
古代中国では「白虹貫日」現象は兵乱が起こるという予兆で、白虹=戈(武器や凶器)・日=天子や皇帝ということらしい。
で、問題の『史記』鄒陽列伝の箇所は「白虹日を貫けり。太子畏ぢたり」で、
かの源氏物語の「賢木」にも引用されていたとはねぇ。
頭の弁が源氏の君を皮肉るシーンだったか。
そんなこんなで今の日本で起こりそうな「白虹貫日」を色々想像すると、何とも薄ら寒くなってきたなぁ。

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追記・6月2日の早朝、北海道・東北・北陸で部分日食があったとは。
ベルセルク」の蝕をまたしても思い出してしまいました。
[rakuten:amiami:10267603:detail]
誰かがゴッドハンドなんて呼び出していたらイヤンですw


追記の追記・中国最大の淡水湖である鄱陽湖が干上がっているそうな。長江中下流では水不足で農業がヤバそうな状況のようです。
三峡ダムなんか作るなとあれほどorz
自然をぶっ壊したしっぺ返しがこれからあちこちで炸裂する予感がします。