備忘録

インターネット老人会のよしなしごとを…

白い「雪肌精」の藍エキスとか。

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まずは楽天blogの過去ログから・・・

2006年05月27日 蓼食う虫も美白?新成分だそーです。
http://plaza.rakuten.co.jp/simayan/diary/200605270000/

何で「蓼食う虫も好き好き」ではないのかと言われそうなタイトルだったりします。
実は、ウチでも使っている感光色素「ピオニン」や時々飲む「ルミンA」の「ルミン」、
保湿成分の「トレハロース」の林原生物化学研究所さんが、
またまた美白作用のある化粧品原料を開発したという話で・・・


林原、タデ藍抽出液から化粧品原料を開発
林原生物化学研究所は、タデ藍の水抽出液を主原料とした、
美白作用のある化粧品原料「藍ルロース」を開発した。6月1日に発売する。
同製品は、メラノサイトに直接働きかけてメラニン生成を抑制するだけでなく、
メラノサイト刺激物質を阻害することでメラノサイトの活性化を抑える化粧品原料。
タデ藍の水抽出液が主原料になっている。


実は以前から、同じものが歯周病用としての効果もあったという話も。
タデ藍エキスの歯周病に対する効果を確認


藍の歯周病への応用
東南アジア原産のタデ藍(Polygonum tinctorium Lour)は 染料植物として有名であるが、
中国では大青葉(タイセイヨウ)という名前で、古くより薬用植物として利用されてきた。
最近では、タデ藍の水抽出エキスには、抗酸化作用、抗癌作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用、
血小板凝集抑制作用、高脂血症改善作用、抗ピロリ菌作用、抗ウイルス作用、
白癬菌作用などを有する有用成分が含まれていることが、林原生物化学研究所によって報告にされている。

ちなみに、林原さんから近々歯磨きが出る!というウワサでございます☆
で、タデ藍エキスの有効成分は「トリプタンスリン」というものです。
他にも、ニキビやアトピーなんかにも効くらしい♪
さて、ここの常連にして勘のいい方はお気が付かれたのではないかと思います。
歯周病と美白の両方に効く所が、トラネキサム酸(商品名トランサミン)そっくり!という点です。
でも、血小板の凝集を抑制するのは逆で面白いというか(笑)


タデ藍ってどんな植物か?ということで・・・
国産のタデ藍は徳島県の「阿波藍」を使った藍染めにも使われているものです☆
何でも藍染めの布には虫除けの効果があったそうな(^^)v
葉っぱ自体にも虫除けの効果があるそうです。
例の「蓼食う虫も好き好き」ということわざが生まれたそうな。
蓼=タデ藍っす。
葉っぱは虫さされにも効くそうな。
藍染めの布って何と紫外線カットの効果まであるらしい!遠赤外線効果による保温効果も。
そういえば、前ダンが徳島だったから、家に藍染めの「しじら織り」なんていうアイテムがあったなぁ(笑)
漢方薬にもなるらしく、お茶にすると・・・デトックス効果まであるらしいですわ
お茶の代わりに飲んでもまっ青になったりはしませんのでご安心を。


そういえば、もともと西部開拓時代のアメリカのジーンズもガラガラヘビ除けのために染めてたという話ですなぁ。
最近のジーンズは合成インディゴ染めばかりだから、たぶんヘビにはダメポかとw

こちらで引用したテキストにはリンクがないので、楽天のエントリからリンク先の論文に飛んで下さい。


数年前から気になっていて、徳島大学と林原さんが作っている粉末をローションに入れて、
個人で人柱になって使ったりしていたのですが、
美白用オンリーというより、肌体力上げる目的でもよさそうな感じでした。


で、とうとう大手さんが配合コスメを出したというか。
4月に出た、あの「雪肌精」の高級バージョンの「雪肌精シュープレム」です。
元祖よりも高級感を表に出して、少し上の年齢層がターゲットかな☆
ところで、藍エキスが「保湿成分」となっているのは、やはり薬事法対策?
これには香料として、カボティーヌと同じ「ジンジャー」こと「ジンジャーリリー」が使われています。
和名は「ハナシュクシャ(花縮砂)」で、実家とベランダにある、このblogでも時々ネタにしている花です。
商品がヒットすれば、庭や鉢で育てる人も増えるかも知れませんね。
但し、鉢は菊鉢の10号くらいの大きめのが必要ですがw