備忘録

インターネット老人会のよしなしごとを…

某国産香水にまつわる話。

探し物です。
資生堂の今年廃番になった香水「SASO」の初代イメージモデルだった、
ウイグル人の少女(当時)の「マリナイ」さんの写真が、発売当時の「花椿」に載っていました。
1987年の1月号だったと記憶していますが、どなたかお持ちではないかと・・・
恐らく表紙が屋敷かおりさんだった頃のものです。
新疆こと東トルキスタンのテロのニュースも伝わってくる中、彼女は今どこでどうしているのでしょうか。
ちなみに2代目モデルは中川安奈さんでした。
もうシゾーカの資料館行くしかないのかと思ったり。


過去ログ
http://d.hatena.ne.jp/simayan/20060723/p2
http://d.hatena.ne.jp/simayan/20070221


ところで・・・
「SASO」ですが、色々拾ってみたら、
実はサジー(沙棘)ではなく、スナナツメ(沙棗、Elaeagnus angustifolia L.)という説があるようで。
Elaeagnus angustifolia の検索結果 約 22,300 件中 1 - 18 件目 (0.20 秒)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&lr=lang_ja&safe=off&q=Elaeagnus+angustifolia&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wi
確かに、パッケージに描かれていた姿にそっくり(^◇^)
で、香りの方はどうなんでしょうか。
こちらは「ロシアンオリーブ」という別名もあるんですが、サジーの「オビルピーハ」とは別物っぽく感じられますね。
さらに、こんなサイトを発見☆

ブレイスケープさん 季節の花と樹木 「ロシアン・オリーブ(常緑低木)」 
http://www.playscape.co.jp/topics001.htm
グミ科 グミ属 (学名:Elaeagnus angustifolia)

南ロシアが原産地で、まるでオリーブの葉を銀色に染めたような綺麗な葉色をしていることから、
ロシアン・オリーブという名前が付けられたようです。
我々が普段目にするオリーブはモクセイ科ですが、これはホソグミの園芸品種で、グミの仲間です。
ちなみに、健康食品や香水などに使用されているサジー(沙棘)にもロシアン・オリーブの別名がありますが、
こちらは落葉潅木で、別の種類になります。

なるへそです。庭があったら植えて確認したい所です。
そして、決定的と思われるエントリ発見です!

ウッテイズガーデンさん 沙棗
http://blogs.yahoo.co.jp/sqrtj426/36442150.html 

サソウと読みます。
沙棗は中央アジアの砂漠地帯に自生するグミ科の植物で、日本ではロシアンオリーブ、ヤナギバグミなどと呼ばれています。

その花の香りは、非常に強いですが、普通の花のような甘さは全くありません。
エキゾチックで官能的、オリエンタル調でミステリアス、そんな言葉が当てはまるような、何とも表現し難い不思議な香りです。

資生堂ではこの花の香りの香水も販売されています。

リアルSASOキター!苗欲しい・・・


そういえば資生堂のフランス限定の香りに、Muscs Koublaï Khän(ムスククブライカン) なんて、
モンゴル人もびっくりなのがあったりするのも面白いですw
これも、セルジュがプロデュースしたんですなぁ。
日本人だとフビライ・ハーンで連想するのはやっぱり元寇でしょうw


資生堂の他の香水に関してこんなエントリを発見♪

月色の絵の具さん ノンブル・ノワール
http://d.hatena.ne.jp/hira-m-e/20080427
エントリもコメントも切ないです・・・
ランコムの「マジーノワール」から甘さを除いたような香りだったというか。
自分も小さなアトマイザー持っていたんですが、身辺のドタバタしていた頃に無くしてしまったのが残念。