静岡地震でリアル「文字禍」とな。
中島敦の小説を思わず思い出したものです。
端正・格調高い文章を味わう 中島敦 (別冊宝島1625 カルチャー&スポーツ)
- 作者: 中島敦
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2009/05/08
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文字禍 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アッシリアの碩学、ナブ・アヘ・エリバ博士が、文字の人間に与える影響の研究を行い、
文字の霊の及ぼす災いを王に進言するも認められず、最後には文字の霊の祟りで圧死してしまう。
文字に関する叙述(ゲシュタルト崩壊)は著者の実体験によるものと思われる。
書物の下敷きになってアボンヌというアレですな。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000119/files/622_14497.html
院にいた先輩で、蔵書の多さのせいで大家に下宿を追い出された人がいて伝説になっていたんですが、
引っ越しの際の段ボール箱の数が半端ではなかったらしい。
で、あちこちで話題のこの話。
地震で崩れ?本1000冊に埋もれ女性死亡 静岡
11日午前9時50分ごろ、静岡市駿河区南町のマンションで、会社員の女性(43)が大量の本に埋もれて死亡しているのを母親らが見つけた。
県警によると、部屋には約千冊の本があり、11日早朝の地震で崩れたとみられる。
行政解剖の結果、女性の死因は胸と腹を圧迫されたことによる窒息死とわかった。
色々なところで話題のこの女性ですが、阪神淡路大震災の時には自分も他人事では無かったっす。
女性を圧死させたのは、同人誌の霊なのか、それとも・・・