備忘録

インターネット老人会のよしなしごとを…

広場でボツったエントリ。

「3年B組金八先生」に、顔にアザのある養護学校の教師「青木圭吾さん」が登場していました。
金八の娘の「乙女」の恋人という設定でしたね。
http://www.tbs.co.jp/kinpachi/index-j.html
そのモデルとなった方が石井政之さんです。NPOユニークフェイス』の代表をされています。
http://homepage2.nifty.com/masaishii/
単行本が文庫化されました。

顔面バカ一代―アザをもつジャーナリスト (講談社文庫)

顔面バカ一代―アザをもつジャーナリスト (講談社文庫)

あの「ビューティー・コロシアム」にも言及している本です。
肉体不平等―ひとはなぜ美しくなりたいのか? (平凡社新書)

肉体不平等―ひとはなぜ美しくなりたいのか? (平凡社新書)

ちなみに、ドラマの設定では「青木圭吾さん」の顔のアザの位置は、現実の石井さんと逆になっています。
つまりあの「ソラン」の仮面と同じ側ということですね。ふむふむ。
ここも必見です。
http://www.akashi.co.jp/menue/rensai/syougai_6.htm
石井さんによると、「異形」のダメージを持つ人は、「健常者でもなく障害者でもない周辺的な存在」とされ、
障害者年金、雇用率の対象にもならないそうです。
容貌を理由として就職・面接・結婚で採用されないことが多いというのに・・・
顔のアザや傷は、何かが出来ないという「身体機能のハンディ」とは違い、
いわば「社会関係のハンディ」であるとも語っておられます。


さて、これ「表」blogでアップしなかったエントリが元になっています。
実は、自分自身の顔の中心部(鼻筋の右側)にも傷があるのですが、
これはレーザー治療で改善される前は結構目立つものでした。
実際、子供時代には傷が原因でイジメもあったりしたわけでして。
ちなみに今でも凹凸はまだ結構残っていますが。
ただ、世の中にはもっと大変な状態の方もおられる訳なので、当方のは「屁ぇ」みたいなものかも知れません。
管理人の場合、肌色などまだ改善しやすい箇所から少しずつ改善していこう(例の美白ですね)、
と考え始めた所から徐々に救われたわけですが。
で、例のアニメを見ていた時のこと、
「俺が怖いかい?」とティナに対して、逆に気を遣っていた少年時代の彼がやっぱり見ていて痛々しかったですわ。
ましてや彼の場合は「身体機能のハンディ」と「社会関係のハンディ」のダブルという設定ですから尚更のことです。
まぁ、「身体機能のハンディと社会関係のハンディを覆した努力の人(出世しますた)」
という描写を少しはされているのが、幾許かは救いになっているのかも知れません。
でなけりゃ、子供向けの話として考えた場合、まるで救いが無くなってしまうだろうから・・・
ちなみに、石井さんは克服する方法の1つとして「スポーツ」を薦めていたのですが、
これまんま、あの「ソラン」にも当てはまるやん、何て思ったものです。
男性には有効だとしても、女性の場合はどうなるんだろう。
やっぱコロシアム行きっすか・・・