日本の丸編み機製造メーカーさんが朴李で困っています・鉄砲鍛冶職人は偉い!
ぶっちゃけ丸編み機とは自動巨大リリヤンみたいなものです。ただ超ハイゲージで、靴屋の小人さんが編んだように目が細かい。
活躍の場はカットソー分野でございます。
ところで、日本の丸編み機専業メーカーの「福原精機製作所」さんが、自社の機械のパクリで困っているそうです。
丸編機の模倣品にご注意
中国、東南アジアを中心に弊社の丸編機やその部品の模倣品が出回っています。
これら模倣品は弊社の特許、実用新案、意匠、商標の権利を侵害している場合が多く、
また、その品質が劣ることが多いため、「真正製品」を製造・販売する弊社のイメージに悪影響を及ぼしかねません。このような品質基準を満たしていない模倣品が原因で事故が発生する恐れがありますので、
模倣品を購入、使用を行わないように十分ご注意ください。
また、弊社の特許、実用新案、意匠、商標の権利を侵害しているのを発見した場合、
弊社はそれらの権利を守るため、断固たる処置をもって対処いたします。
また「アイアムザパニーズ」かいっ!
パクリの機械を使ったら、事故で指とかぶっ飛びそうな気がしてコワイです。
福原精機製作所さんガンガレ!
ものづくり日本の知的所有権を意地でも死守しないと、この国に将来はないと思われ。
ところで、福原精機製作所さんの「ニットのおい立ち」のページに面白い歴史ネタがありました。
2.ニットのおいたち
わが国では、1700年頃に手編みのメリヤスが作られたといわれています。
その後、1868年に、佐倉藩の西村勝三によって、アメリカから靴下編機が輸入されました。
そして1874年には、鉄砲鍛冶職人の国友則重の手によって、国産第1号の編機が製造されました。
当社では1937年から丸編機の製造を始めています。
鉄砲鍛冶キター!
で、国友則重さんは江戸(東京)の人で、のちに漁業用の縦網編網機の特許を取得したりしています。
チャカというかハジキを作る技術というのは、金属加工のための技が色々使われているので、
他の機械にも応用できるものが多いらしい、とゴルゴ13が言ってたな(なんちて)。