備忘録

インターネット老人会のよしなしごとを…

William Lee(ウィリアム・リー)とくれば、イギリス製「HIGHLAND 2000」(ハイランド2000)のニット製品か。

イギリスのウィリアム・リーが靴下編機を発明した話って、過去ログでネタにしたなぁ。
職人さんたちが失業するのはイヤンと、打ち壊し運動をやったなんて話だとかありましたねぇ。
で、島精機さんが和歌山市に作った「ニット・ミュージアム」には、ウィリアム・リー方式の古い靴下編機があったりします。
ちなみに丸編みではなく、家庭用機械編機と同じく横編みなので、輪にするために接いだり綴じたりする必要がありました。
ちなみにニット・ミュージアムの靴下編機はまだ現役で編めるらしいから凄い。耐用年数どんだけw


さて、こちらのHIGHLAND 2000の帽子です。
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この会社の製品の説明文でよく見かける「ハンドフレーム手法 Hand Frame (knitting machine) 」とは、
要するに家庭用の機械編機と同じしくみで編む手法で、
ついこの間倒産した、シルバー精工さんが作っていた編機が思い出されるわけですが、
そのルーツはイギリスのウィリアム・リーが発明した靴下編機にあったというか。
帽子は輪編みではなく横編みなので、商品写真のゴム編み部分で接ぎ目が確認できます。
輪編みでは模様が1段ずれるのですが、手編みの平編みを綴じた場合は模様がずれません。
棒針や輪針での輪編みが苦手な人は、この帽子のデザインを参考にして編むのもよさそうですね。
編機を持っていたら、なんちゃってハイランド2000が量産できそうでw


「本家」イギリスの意地というべきか、100年以上続く同族会社としてHIGHLAND 2000は、
手編み機にこだわってがんばっているようです。
っていうか、日本の編機のメンテとかどうなっていくんだろう。心配だす・・・